半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2506 今,一番会いたい人

いよいよ明日,一番会いたい人に会えます。
福岡で,野中信行先生の講座があるのです。
野中先生は「3・7・30の法則」で有名ですが,現在は「味噌汁・ご飯」授業を全国で広められています。
この「味噌汁・ご飯」授業こそが,現場で一番必要な授業だと思っています。
どの学校でも,研究授業を行っています。また,公的な研究発表会でも数年かかって研究した授業を公開します。
しかし,こんな授業を年間100時間以上もできるわけがありません。
また,研究授業のために多くの時間をとることもできませんし,その必要もありません。
研究授業のことを野中先生は「ごちそう」授業と言われています。
生徒指導や校務分掌,部活指導,学校行事など忙しい中学校で,どれぐらいの研究ができるというのでしょうか。
特別な「ごちそう」授業ではなく,授業の基本をおさえて生徒全員を参加させる日常授業がきちんとできる教師を育てていくことが大切なのです。
明日の講座は大丈夫でしょうが,日曜日は台風が接近していますから,帰れるかどうか心配なところです。