半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2447 小学校学習指導要領を読む

3月末に文科省から出された「小学校指導要領」を読んでみました。
全部読んだのではなく,第3章 特別の教科 道徳の部分だけです。
読むにあたって,現在の指導要領と比較し,ポイントをメモしました。
特に,新しく使われた言葉は何か,削除された言葉は何かについて注目しました。
そのメモの中から,気づいたことをいくつか紹介します。

・目標の部分で,「補充・深化・統合」という文言がない。
・内容について,キーワードで示してあり,教えるべき内容がとてもわかりやすい。
・新しく使われた語句で気になったものは,
 「安全」「家族」「我が国」「他国の人々や文化」「国際親善」など

小学校の指導要領をしっかりと読み込むことで,中学校の指導要領がぼんやりと見えてきます。
教科化を目の前にして,トップダウン的に嫌々ながら勉強するよりも新しい情報を自ら手に入れて,勉強しておくことが大切だと思います。

本日,このメモを書いた資料を,全職員に配布しました。
何人の教師が,意欲的に読むのでしょうか。
机の上のゴミにしてしまう教師がいないことを願っています。

小学校指導要領の資料はこちらです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/__icsFiles/afieldfile/2015/03/26/1356250_1.pdf