半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2432 家庭学習ノートより①

基本的に社会科の宿題は出しません。
予習は,教科書の音読と語句調べにしています。
復習は,その日に学習したことをもう一度やり直すように指導しています。(教科書の音読,ノートの見直し,地図帳での確認)
生徒に提出させているものは,2つです。
1つは,
授業で使ったプリントの下のほうにつけている社会科用語の書き取りと簡単な問題を5問程度を家庭でやり提出するように言っています。
2つは,
自分で「あれ」「おや」「どうして」「なんでだろう」などと思ったことを調べて,自分でまとめてみるというものです。
調べるテーマは自由ですが,授業中にいくつかのヒントを言っています。
例えば,1年生に出した調べ学習テーマのヒントは,
・「最初に宇宙に行った生物は何か」
・「人類で最初に宇宙に行ったロシアのガガーリンは,実は2番目の候補者だった。では,どうして1番目の人は行かなかったのだろうか」
・「選挙のポスターがたくさん貼られているが,1枚何円するのだろうか」などです。
こういったヒントに対してすぐに飛びつき調べてくる生徒がいます。
意欲がある素晴らしい生徒は,授業中に紹介するようにしています。
2つとも強制ではありませんが,毎日続けて提出している生徒もいます。
甘い指導だと言われそうですが,学ぶ楽しさを感じて欲しいと思い,続けています。
写真は,「選挙のポスター」について調べたものです。
「すっきりできた」という実感が伝わる感想が書かれていて,とてもいいです。
こんな生徒が増えるように指導を続けていきます。