半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2396 読破24冊目「カキフライが無いなら来なかった」

●「カキフライが無いなら来なかった」(せきしろ×又吉直樹 幻冬舎★★★
忙しい日々が続いています。
しかし,そんな時はこの本をパラパラと眺めるといいでしょう。
昔から,自由律俳句が好きで,種田山頭火や尾崎放哉などを好んで読んできました。
そんな,自由律俳句みたいな詩がたくさん載っている本です。
エッセイストのせきしろさんとお笑い芸人の又吉さんが交互に詩を詠んでいます。

忙しい時は,何にも気にかけない風景でも,心に余裕があったり,時間を持て余したりした時に,はっと感じるものが目に入ってきます。
そんな風景を面白く詠んでいます。

中でも,次のうたが気に入りました。

「桜の花びら踏んでも音はしない」(又吉)

「これも頑張れば燃えるゴミだろう」(又吉)

「昨年の節分の豆が転がっている」(せきしろ

「こんなにも時計の音がきこえていたのか」(せきしろ


私も最後に一句つくってみました。

「クスリと笑う暇があったことに驚く」

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