半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2368 石井ふく子さんの言葉

2004年4月15日付の私が書いた記事より

〈引用始まり〉
放送開始から14年目を迎えるTBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーが4月14日付けの朝日新聞で次のようなことを書かれていた。
「徹底的に言葉で諭す。これが,番組の真骨頂です。わが子のほおをたたくときも,なぜ「たたくのか,それを諄々と説明する必要がある親にはある。向かい合って生きている証しだからです。今,電車の中で他人の粗暴な行為を注意したら,逆に何をされるか分からずに怖がっていしまうのが現状の社会。14年前は想像すらしなかった親子同士の傷害や殺人事件。人間同士の言葉がしっかりしっかりと存在していれば,事件は防げたのではないか…」
〈引用終わり〉


スマホやゲームなどが子供の生活に大きく入り込んでいる現在,家庭での親子の会話はどうなっているのでしょうか。
まさに「失語の時代」がやってきています。

人間同士の言葉が粗末に扱われているのではないかと心配しています。