半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2332 生徒の感想

昨日行った道徳授業の生徒感想をいくつか紹介します。


東日本大震災で生まれたのは,財産を失ったり,大切な人の命を失ったりしてできた「悲しみ」だ けではなく,新たな生命の誕生という「喜び」も同時に与えられていたということを実感しました。
・3.11のとてもきびしい環境で生まれた子どもたちも一生けん命生きているから震災のことを知って考えている私たちも今より1日をもっと大切にしないといけないと思った。
・震災は,ニュースや新聞では「死者」「負傷者」「家が○戸全壊した」「原発事故」など失われたものばかりが報じられています。しかし,その中でも「新たな命」が誕生し,その存在が家族や被害 にあった人達へ多くの力を与えられていると知ることができました。
・3.11におこった地震は,震源地から,かなり遠い九州地方にも,こういった痛み,人の尊さを教えてくれました。この授業を通し,今まで考えていた以上に,命の尊さについて考えることができ,命を今以上に大切にし,生きていきたいと思います。
・2011.03.11この日に起こったことは悪いことだけではないことを知った。震災は失うことばかりだと思っていたけど震災でしか学べなかった人とのつながりや失うことで始めて気づく「当たり前」が幸せだということを学んだと思う。そして,この先もこの3.11を忘れない。
・生きる希望や命の大切さを知った授業でもあり,心にしみる授業でした。
・震災という大変なときでも,赤ちゃんは懸命に生まれてこようとしていたんだと思った。赤ちゃんが生まれてきてくれたおかげで,希望にもなったと思う。必至に,生きようとする姿が他の苦しんでる人にも,勇気と,希望を与えてくれたと思う。周りの命も,自分の命も大切にしていきたいと思った。




わずか50分間の道徳授業で,いろいろなことを感じ,深く考えた生徒たちに感動しました。