半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2361 フォローを忘れずに

中学校現場では,生徒を厳しく指導する場面があります。
時には,大声を出して生徒を叱っている(怒ってる)教師もいます。怒鳴っていると言ったほうが,分かりやすいかもしれません。
私もたまにやってしまうことがあります。
こんなことはやりたくないと思っていても,目に余るものがあれば怒鳴ってしまうのです。
しかし,大切なことはそういった厳しい指導をした後をどうするかということです。
つまり,フォローをどうするかということを意識しておくべきです。
具体的には,厳しい指導をした時は,すぐに学年職員に報告をします。
そして,年齢的,性別的な役割を考えて,誰がフォローするのかを決めます。
急を要する場合を除いて,昼休みや掃除の時間などを利用して,該当生徒に声をかけます。
生徒の話を聞きながら,どこがわるかったのか,どうして怒られたのか,どうすればよかったのか,これからどうするのかなどを生徒の口から言わせます。
言えないようであれば,フォローにまわった教師がわかりやすく説明してあげます。
こういった,指導の結果,しっかりと反省した姿が見られるようになれば,保護者へのフォローもします。
電話などで,反省して一生懸命にがんばっていることを伝えましょう。
一番,まずいのは,厳しい指導をやりっぱなしにして,何のフォローもしないことです。