半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2341 読破66冊目「昨日のカレー,明日のパン」

●「昨日のカレー,明日のパン」(木皿泉 河出書房新社★★★
大切な人を亡くした主人公と,その義父との日常が描かれた連作小説です。
特別な事件が起きるわけではありませんが,ときどきぐっとくる言葉に出合います。
さすが,脚本家です。
特に「夕子」のくだりは,涙が出そうになりました。
しかし,最後は生きることの喜びを感じさせるシーンでした。
静かな感動がじわじわとくる秀作です。

昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン