半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2207 読破7冊目「必ずクラスを立て直す教師の回復術」

●「必ずクラスを立て直す教師の回復術」(野中信行 学陽書房★★★★
中学校教師でも大いに参考になる内容でした。
1つ,時間の統率についてです。
中学校の帰りの会というのは,だいたい長すぎるものが多いようです。
あれもこれも話したいのでしょう。
あれもこれもチェックしたいのでしょう。
生徒は早く帰りたい,早く部活に行きたいのです。
話など真剣に聞いている生徒がどれぐらいいるのでしょうか。
私は,授業開始と終了時刻は必ず守るようにしています。
特に,終了時刻は厳守しています。
教師自身が時間を守る姿勢を見せることも大切だと思います。
2つ,「味噌汁・ご飯の授業」の提案です。
生徒の活動を数多く組み込むことの大切さは,中学校教師は再考すべきです。
説明が長い,話し合う時間が長い,書かせる時間が長い,発表させる時間が長いなどテンポとスピードが悪い授業では,生徒は集中しません。
いろいろな活動を取り入れて,生徒に空白の時間を作らせないようにするのです。
毎日の授業で生徒全員を参加させていく,そんな技術を身に着けることが大切だと思います。
この「味噌汁・ご飯の授業」作りは,とても大切にしたいと思っていますので,社会科部会などで,これに関する発言しています。

必ずクラスを立て直す教師の回復術!

必ずクラスを立て直す教師の回復術!