半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2187 道徳授業づくりの基本

本日,若手教師のO先生から,道徳授業づくりについて質問されました。
来週行われる,若手教師の研修会に持参する課題がでたとのことでした。
その課題とは,芸術家Kさんを紹介した新聞コラム(A4サイズ1枚)から道徳授業をつくるというものでした。
さて,この課題を受け取った若手教師は,どうやって道徳授業をつくるのでしょうか。
おそらく,この資料だけを読みながら,つくっていくはずです。
しかし,これではだめです。
大切なことは,このKさんについて他の資料で調べるという基礎研究なのです。
できれば,このKさんが書いた書籍を読むことです。
こうすることで,Kさんの人物像が浮かび上がってくるはずです。
新聞コラムとは違った視点で,Kさんの人物像をとらえることができるのです。
いろいろな視点をもつことで,与えられた資料を違った方向から見ることができるようになると思います。

こういった道徳授業づくりの演習を取り入れることには,賛成です。
しかし,どうやって道徳授業をつくるのかという指導をビッっとできるベテラン教師
の存在が不可欠だと思います。

さて,この1枚の資料から,他の若手教師がどんな道徳授業をつくるのか,楽しみです。
後日,O先生から聞いてみたいと思います。