半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2238 詩集「ぞうきん」より 

以前,紹介しました詩集「ぞうきん」(河野進 幻冬舎)を読み返してみると,本当に心に響いてくる言葉が数多くありました。
その1つを紹介します。

「もっと」

もらうのはうれしいが
あげるのはもっとたのしい
さあ こんどは何を持って行ってあげよう
あれこれ考える
そうだ やっぱりあれにしよう
いつかも とてもよろこんでくれた
幾日も前から浮き浮き支度をする
もらうよりうれしいに決まっている




手に入れた物は残らない,与えたものだけが残るのです。