半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2235 二宮照和さんの言葉

年に3回,帝国書院から送られてくる「中学校 社会科のしおり」という雑誌があります。教材研究をする上でとても参考になる情報が得られる雑誌です。
特に,地理的分野では,最新の情報がやデータが必要となってきますから,こういった雑誌は大いに参考になります。
さて,今回一番参考になったのは,二宮照和さんの言葉です。
二宮さんは,現在62歳で,国宝級の寺社などを修理,寺社の建築を手がけている宮大工です。

〈引用はじまり〉
「僕はメモをとったり写真に収めたりすることはほとんどありません。写真があったら安心してしまって,意地でも覚えようとする気にならないでしょ。集中して見て,覚えて,自分の引き出しをいっぱいつくります。」
〈引用終わり〉

パソコンや携帯やデジカメなど便利になればなるほど,人間が持っている潜在能力がだんだんなくなっていくのだと思います。