半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2189 長崎大学での道徳授業終わる

長崎大学での道徳授業が無事に終わりました。
私が大学に到着した時にちょうど辻川先生も到着したところでした。
すぐに上薗先生の研究室におじゃまして,しばらく話をしました。この話の内容が厳しい指摘もありハードなものでした。
最初は,私が考える道徳授業について講座をしました。その後,急ぎ足ながら3本の道徳授業を紹介しました。
その後,辻川先生が長崎にちなんだトルコライスの道徳授業を行いました。辻川先生の授業運びがうまく,学生も大いに楽しめた授業となりました。
90分間の授業が終わり,上薗先生,辻川先生,私そして,今年4月から長崎大学に勤務されている山岸先生の4人で,昼食をとりに行きました。
食事をしながら,平和学や海外での道徳授業についての談義を行いました。
なかなか面白かったです。
この話の中で,新しく決まったことがあります。それは,8月4日(日)に行われるシンポジウムに私が参加し,道徳授業を紹介するということです。
このテーマがすごいのです。
「平和責任〜被害,加害責任,そして記憶の文化〜」
シンポジストは,岡裕人さん(フランクフルト日本人国際学校事務局長)と福岡賢正さん(毎日新聞社西武本社報道部副部長)です。
詳細は,こちらhttp://jamme.sakura.ne.jp/20130804.pdf
このような場で,私が道徳授業を紹介していいのでしょうか。
まあ,いろいろ心配しても始まりませんので,肩の力をぬいて自分にできることを精一杯やるだけです。

今日の授業の感想をいくつか紹介します。
・今日は,道徳の授業で何を学ぶのかということから始まり,実際の道徳授業を4本も見せていただき参考になりました。道徳の時間は人としてよりよい生き方を学ぶ時間ということで自分は今よりよい生き方をしているのかと見つめ直すきっかけになりました。
・発想力の素晴さに感動させられました。身近なものから,ここまで道徳の授業が作れることに驚きました。それぐらい,先生がたがアンテナをはっていることが分かりました。
トルコライスの授業は,道徳なのにトルコライスの話が中心で最初は不思議だった。しかしながら,ひとつのことに対しても色々な考えをもつ人がいたり,色々な見方があったりするということを感じることができた。2人の先生方の授業の進め方は,子供が発言しやすい環境づくりがなされていて,子供の考えなどを大切にする道徳の授業だと思った。