半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2010 見ると見られる

例えば,全校朝会や学年朝会の時,生徒の中に入らずに,少し離れたところに立ち,全体を見ています。
例えば,昼食の時,生徒の班の中に入って一緒に食べることはせずに教卓で食べながら,全体を見ています。
例えば,清掃の時,一緒に清掃活動をせずに,いろいろな清掃場所を見回っています。
例えば,テスト監督の時,後ろに座って全体を見ています。当然,読書をしたり採点などの内職はしません。(というか,こんなことをするのはもってのほかです)

つまり生徒の様子を細かく見る努力をしているのです。以前から,生徒との距離を適度に保つことを実践してきました。
その意識を強めたのは,漫画「鈴木先生」の影響です。生徒の動きを冷静に一人ひとり見ることの大切さを改めて教わったからです。

教師が見ていることを生徒に意識させること,つまり見られていることを意識させることが大切だと思っています。
これが問題行動を未然に防ぐ1つの方法だと思います。