半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1946 テスト後の話

今日,1年生にテストを返した後で次の話をしました。

A 努力をして,点数がよかった人
B 努力をしたが,点数が悪かった人
C 努力はしなかったが,点数がよかった人
D 努力はしなかったので,点数が悪かった人

この4つのうち,自分はどれにあてはまるか,手を挙げます。

結果は,次の通りでした。
A 0人
B 28人
C 0人
D 2人

ほとんどの人が,勉強はしたけども,点数が悪かったということですね。では,どんな勉強をしましたかとたずねると,次のような答えが出ました。


①テレビを見ながら,音楽を聞きながら勉強をした。
②だらだらとやった。
③問題集はしなかった。
④毎日はしなかった。

これでは,勉強してもあまり効果はないと言えます。

人が真剣に集中できるのは,15分程度です。勉強と別のことを同時進行でやったり,集中しないでただ,時間だけやったりしてもダメなのです。
復習を15分間集中して,毎日やってみることです。そして,週に1回は問題集を解いて問題に慣れましょう。この問題集は,本屋で実際に手に取って見て,解けるような問題集を買います。そして,問題集に答えを書かずに,別のノートに書いていきます。
つまり,同じ問題集を何回も解いてみることです。厚い問題集ではなく,薄い問題集がいいでしょう。すべてのページが終わった時の,達成感を味わうことが大切なのです。
定期テストは,2月に行われる後期期末テストだけです。これに向けて,毎日努力してほしいと思います。