半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1940 古賀豪紀さんの講演会

今日は,いのちの集会を行いました。2年生の生徒会役員が中心となって運営しました。
2年生だけの行事は初めてでしたが,全員が協力してとてもいい行事となりました。
その後,講演会を行いました。講師は,九州文化学園野球部監督の古賀豪紀さんです。
古賀さんは,元プロ野球オリックスの選手でした。ケガのため5年で現役を引退し,佐世保へ戻り働きながら,教員免許とるために大学受験のための勉強をされたそうです。働きながらの勉強は相当苦労されたそうですが,見事合格し36歳の大学生となられました。大学での4年間も熱心に勉強され教員免許を獲得され,現在の職に就かれました。
子供の頃,とても貧しく不遇な家庭環境でくじけそうになった時に,1つの光が見えたそうです。それは,たまたまテレビで見た,野球中継だったそうです。この野球中継を見たことで,古賀さんはプロ野球選手になって兄弟を養っていこうと決心されます。この夢の実現に向かって並々ではない努力をされて,ついに夢を実現されたのです。
内容はとてもつらく悲しいものもありましたが,古賀さんの明るく迫力ある話のために生徒は最後まで集中して聞いていました。途中で何回も笑いが起きるぐらい,楽しく感動する講演でした。
古賀さんの話の中で,一番印象に残った言葉は,「一生懸命に努力していれば,誰かきっと見ていてくれる。誰かがきっと認めてくれる。」というものです。中学生にはどのように伝わったのでしょうか。
寒い体育館でしたが,心が温かくなり元気をもらうことができました。