今日の読売新聞「人生100年の生き方」のコーナーに載っていた歌手の加藤登紀子さんの言葉が印象に残りました。
〈引用始まり〉
人生は秋からがいいのよ。ふと涼しくなって汗臭い30~40代は子育てで必死だった。
生々しい感情を舞台に持ち込み,歌で愛や人生を語れなかった。
秋になってようやく歌手として本気になれた。起承転結で言えば,秋は「転」。
実りの秋を過ごし,今は冬。
木々が立ち枯れて見晴らしがいいのよ。自分の歩みがクリアに見えてくる。
〈引用終わり〉
何と素敵な表現でしょうか。
「青春」
「朱夏」
「白秋」
「玄冬」
と表現する言葉もあります。
そうすると,今の自分は人生の「晩秋」あたりでしょうか。
いやいや「初冬」かもしれません。
ぼちぼちと自分の歩みがクリアに見えてくる年齢にさしかかっています。
頭の中で加藤さんの「時には昔の話を」が流れています。