ドラムが2個ついている機器で,手書きの原稿を貼ったドラムと印刷原版作成ドラムが同時に高速回転します。回転しながらコピーするのです。5分ほどで原版が完成し,それをていねいにはがして,印刷機に貼り付けます。ここでようやく印刷ができます。
全ての印刷が終ると手が黒く汚れることが当たり前となっていました。
そして,最新鋭のコピー印刷機が入ってきました。ボタン一つで簡単に印刷できるのです。
便利になって時間が生み出せたはずですが,実際は,今のほうが忙しいです。
昔が,もっとゆったりと時間が流れていた感じです。
ちょっと不便で時間がかかるからこそ,別の方法で時間を生み出していたのかもしれません。