半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2416 大学生が参観

今日の3時間目に,県立大学生4年生が私の授業を参観しました。
昨年度1年間にわたって参観した学生です。
5月に地元に戻り教育実習をするので,その前に私の授業を参観し参考にしたいということでした。
3年生が40人もいる教室での授業でした。
授業にはさまざまな方法があっていいと思います。
それぞれの教師にあった指導法でやればいいのです。
しかし,基本的なことが出来ていない場合は,その方法を改善しなければいけません。
その基本的なこととは,

①50分間,生徒を椅子に黙って座らせておくこと。
②50分間,生徒全員を授業に参加させること。
③50分間,集中力を持続させること。
④50分間で,生徒一人ひとりがどこまでできているか,できていないかを把握できること。
⑤50分間で,生徒が楽しいと感じることができること。
⑥50分間で,生徒の向上的変容が見られること。

教育現場を知らない人たちは,①②③はできて当たり前ということで話を進めることがあります。
しかし,①すらなかなかできない教育現場もあるのです。
この①をどうやってできるようにするか,ここからが授業のスタートなのです。
教育実習に行こうとしている大学生は,①②③の方法をじっくりと考えておいたほうがいいでしょう。