半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2361 生徒を観る目

学年部会で,アセス(学校環境適応感尺度)を使った生徒理解を行いました。
この結果から,自分がいかに生徒を観ていないかが分かりました。
学級担任ではありませんので,生徒と触れ合う時間は多くはありません。
しかし,それではダメです。
生徒を意識して生徒を観ているかどうかということなのです。
朝のあいさつ運動,授業中,集会,給食,掃除など。
学校生活の様々な場面を有効に使って,生徒を観察しなければいけません。
また,生徒との距離も大切になってきます。
近づいたり離れたり,適度な距離感を保ちつつ,観察するのです。
例えば,給食のとき生徒の班の中に入りって一緒に食べることはしません。
少し離れたところから,全体を観るようにしています。
集会など生徒が集まる場面でも同じように,少し離れたところから観ています。
しかし,それだけではありません。
朝のあいさつ運動では,あいさつ+声掛けをするようにしています。
廊下ですれ違う時には,気になる生徒には必ず声をかけます。
昼休みなど,あえて近づいて行って話しかけます。
そして,その反応を観ます。
1日が終わって,声をかけた生徒を振り返ります。かけなかった生徒には,次の日に必ず声をかけるようにしています。

見てるようで観ていませんでした。
単純に,目でみるだけではダメなのです。
学校生活のいろいろな場面で生徒の心を観る努力をする必要があります。
生徒を観る目をもっと鍛えなければいけないと思いました。