半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2406 渡辺和子さんの言葉

1月1日の読売新聞に載っていた,渡辺和子さんの言葉です。
渡辺さんは,ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」を書かれたノートルダム清心学園理事長です。
渡辺さんは,自由について次のように語っていらっしゃいました。

〈引用はじまり〉
「我慢,努力,不自由,この三つを繰り返し,大事なこととして教えてくれたと思います。我慢しなさい,努力しなさい,不自由をいとわないようにしなさい,そのことが,やがて思うままにならない世の中に出た時,きっとあなたを助けてくれると。(中略)自由という言葉が間違って使われているような気がします。私は学生に今も教えていますけど,自由というのはね,していはいけないことをしない自由。しなければいけないことをする自由。つまり,自己管理と自己抑制が出来るということなのです。したいことを置いておいて,しなければいけないことを優先することができるのが本当の自由だと思うんです。」
〈引用終わり〉

私も生徒に次のような話をします。
「自由というのは,かならず義務と対となるものです。義務,つまりしなければいけないことをきちんとやって初めて自由を獲得できるのです。しかも,自由には責任がともなうものなのです。」

正月から,渡辺さんの話に大きく頷いた私でした。