半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2212 身近なところで「生きる力」を育てる

このブログを開く前は,ホームページをつくり実践や教育的な話題を公開していました。
2003年から始めたので,ちょうど10年前のことです。
そのホームページにも,「半径3mの教育論」を書いていました。
このブログも,そこから続いているものです。
さて,今回から随時,ホームページに書いた記事を紹介したいと思います。
決して,毎日書いているためのネタ切れ企画ではありませんので,あしからず。


ホームページ2000年6月9日からの引用です。<引用始まり>
以前勤務していた学校で、急な雨が降り出した時、多くの生徒が放課後、学校までむかえに来てくれるよう、家に電話をする姿がよく見られていた。まさか、雨が降り出しただけでむかえにくる保護者は、そんなにいないだろうと思っていたら、10数台の車が、学校の玄関まで横付けするようなことがあった。そこで、私は保護者会で、次のような話をした記憶がある。
 「朝から、今日の天気を知ることは大切なことです。曇りや雨の予報が出ていれば傘を持っていく。これが当たり前です。、自分が今日の天気を知ろうとしなかったことや傘を持っていったほうが良いという親の忠告を聞かないのが悪いのに、子どもが親に、車でむかえに来てくれというのはおかしいのです。
 だから、自分の足で歩いて帰ってきなさいぐらいのことは、親として言っていいのではないでしょうか。そして、ずぶぬれになった子どもに、お風呂をためておいたから、早く入りなさい。風邪ひくよ。という方が、ほいほいむかえに行くより、数倍優しく、教育的ではないでしょうか。」
 これから先、自分にどのようなことが起きそうなのか、情報を集めて自分で判断することが大切なことだと思う。たかが、天気だが、されど天気。本当の「生きる力」とはこんな小さいことにもあてはまるのではないかと思う。<引用終わり>

下の写真が,昔のホームページです。いろんなことを書いていました。だいぶ無理をしていました。