半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2121 第17回教育再生実行会議配布資料 

安倍総理の諮問機関である,教育再生実行会議のHPを見てみると,下村文科大臣が
以下のような資料を配布していました。
2月17日に道徳の教科化についての諮問理由を述べた部分です。

〈引用始まり〉
しかしながら,我が国の道徳教育を全体として捉えると,歴史的な経緯に影響され,いまだに道徳教育そのものを忌避しがちな風潮があることや,教育関係者にその理念が十分に理解されておらず,効果的な指導方法も共有されていないことなど,多くの課題が指摘されており,期待される姿には遠い状況と言わざるを得ません。
〈引用終わり〉

この部分は,事実なのでしょうか。
私が道徳授業を自分で作りだした頃(2000年ごろ)の状況は,上の文に書いてあるようなものだったと思います。
しかし,あれから10年以上たって,状況は大きく変わったと思っています。
1つの型の指導方法しか道徳と認めなかった昔の状況とは違います。
少なくとも,期待される姿には遠い状況であるとは思いません。
いろいろな道徳授業を参観して,いろいろなセミナーに参加して感じることですが,少しずつですが,良い方向に進んでる状況だと思います。

ただし,相変わらず道徳授業の重要さ,大切さが十分にわかっていない教師もいます。
道徳の時間になると,席替えやレクレーションなどにかえてしまうのです。

こういった現状はあるものの,全体的には変わりつつあると感じています。

みなさんは,どう思いますか。
上の資料はこちらから見れますよ。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai17/sankou2.pdf