半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2201 道徳教育を確かなものに

普通,道徳授業は50分で終わりです。
この50分間で,道徳的実践力を高めることは非常に難しいと思います。
ですから,この50分間に各教科の授業や学活や学校行事にリンクさせることが必要だと指導要領に明記されているのです。

さらに,学校での道徳教育だけでなく家庭との連携を図ることができれば,もっと深めることができると思います。
そういった,考えもあり,先日の道徳授業では新たな試みをしました。
授業で使うプリント資料の下のほうに,「保護者から一言」という欄をもうけるというものです。
つまり,生徒が,その資料を見せながら,今日の道徳の時間の様子を家庭で話してくれることを期待したのです。

結果どうだったでしょうか。

さっそく今日,1人の男子生徒がプリントを持ってきました。
そのプリントの下には,保護者からのコメントが書いてありました。
この男子生徒は,私がやった道徳授業のことを家庭で話してくれたのです。
そこで,保護者と意見を交流させたと思います。

こういったことが日常的に行われれば,道徳教育が確かなものになっていくと思うのです。

すぐにプリントを持ってきてくれたKくん,ありがとう。
道徳教育の新たな方向性が見えてきました。