半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2176 問題文をしっかりと読む

今日と明日は,実力テストです。
3年生は,1月末からいよいよ高校入試がはじまりますので,自分の実力を知る最後のテストだと言えます。
冬休み中の努力がはっきりと分かるテストでもあります。
さて,今回の実力テストを作るにあたってある工夫をしました。
社会科の場合,問題集などで似たような問題を解いたことがある生徒は,問題文をよく読まないで解答を急ぐ場合があります。
その結果,うっかり間違いが起きます。
例えば,記号で答えよという問題に,語句で答える。
例えば,漢字で答えよという問題にひらがなで答える。
などです。
こういったことを防ぐ工夫をしたのです。
それは,こんな問題です。
①次の中から正しいものを1つ選び記号で答えよ。
②次の中から正しくないものを1つ選び記号で答えよ。
③次の中から間違っているものを1つ選び記号で答えよ。
④次の中から間違っていないものを1つ選び記号で答えよ。

こういった,わざと問題を混在させました。
最後までしっかり読まないと,誤答していまう可能性がでるようにしたのです。
一見,意地悪な問題に見えますが,本番の入試で問題分を最後までしっかりとよむ癖をつけて欲しいから,こんな問題にしたのです。

さすがに,次のような問題は作れませんでした。

「次の説明文で正しいものには×,正しくないものには○をつけよ」

これは意地悪すぎるでしょうね,やはり。