半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2176 全校道徳の職員感想

先週行った全校生徒を対象にした道徳授業の職員感想を紹介します。

・何気なく道徳のことをとり上げ,スムーズに導入され,発問は生徒の考えを引き出し,どの子にも 何らかの返事を上手にかえされていました。さすがだなと感心しました。間違いはないでしょうが,せっかく答えた生徒の言葉を上手に巧みに言葉かけをされていたなと思います。星野さんの詩や写 真などスムーズに取り入れられて,さすがだなと痛感しました。また機会がありましたら参観させ てください。

・私の力不足からか,前半の体育館で行われた内容と教室で資料を読んで書かせる活動をうまくつな げることができなかったかもしれません。全校生徒を前にして,考え方や視点を変えさせ,一人ひ とりが「はっ」と思うような資料を話の組み立て,すばらしく感じました。ありがとうございました。資料をどういかすことで成功につながるか,今後もしっかり考えて作っていきたいです。

・事前の研修会においても豊富な資料を見せていただき,授業研究の幅が広がっていく気持ちになり,自分自身が使える教材を作ってみたいと思いました。全校で同じ資料で道徳をすると学年なりの感じ方とらえかたがあり,その後の授業がおもしろいだろうと思います。

・今回の授業を通して私も道徳とは何か考え,その目的に向かって授業づくりなどを工夫していかな ければと改めて感じました。今回のように2つの違う資料で1つの目的を考えることで私自身も教室に戻った後,どのようにつないで伝えればよいのか,とても勉強になりました。

・貴重な時間をありがとうございました。これまでも先生が関わられた資料を多く活用させていただ きました。先生がおっしゃった「何を伝えたいか」が原点だということを見失っていたように思いました。あるからその資料を使うのではなく,身近な所にたくさんの題材になる出来事や資料があることに改めて気づきました。教室では道徳の授業とは?の再確認から行いました。道徳の準備物は「素直な心」何の授業「心」というキーワードですすめていますが,よりよい生き方につながる よう工夫したいと思います。
・全校道徳とても興味深く参観させていただきました。先生の言葉も映像も体育館の後ろまではっき りと解りました。「道徳の時間」って何を学ぶ時間?の返事が1年生の答えは納得できましたが,3年生には,先生のお考えに近いものを期待していたのですが…。星野冨弘さんの事は,小学校の頃から何度となく聞いたり本を読んだり掲示物で見たりしている思うのですが,本当にしらないのでようか。現在の中学生の心や体の育ちを考えると,先生方の努力が子供たちに浸透しやすくするために,本物に多く触れさせる「ことばの力」の向上(親との会話,読書・テレビ番組の選択)を望ませたいと思います。先生には,大きなご負担かもしれませんが,今回のような授業のあり方もいいなと思います。どの授業も導入がとても大切だと思います。あとは,学年に応じて展開していけると思います。