半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1539 秋元康さんの言葉

本日の読売新聞日曜版に,作詞家でありAKB48の総合プロデューサーの秋元康さんの言葉が掲載されていました。なかなかに真理をついた言葉だと思います。

<引用始まり>
徒競走の順位もつけずに手をつないで同時にゴールインするのがいいとされる時代。AKBの総選挙はメンバー全員が順位にこだわる。専属の臨床心理士スクールカウンセラーがメンバーの精神的サポートをしながらの競争は,彼女たちの目標を明確にして,精神的にも強くなった気がする。足の引っ張り合いや自信喪失などマイナス面が出たら止めようと思っていたが,いい試練になっていると思う。5位の篠田麻里子がスピーチの中で檄を飛ばす。「後輩に席を譲れという方がいるかもしれません。でも,私は席を譲らないと上に上がれないコはAKBでは勝てないと思います」順位が教えてくれる大切なこともあるんだと,僕は思っている。
<引用終わり>

確かにそうです。順位でその人の人格を判断するのは,よくありません。しかし,社会に出ると競争が待っているのです。競争もさせないように純粋培養された生徒は,いざ厳しい社会にでると免疫がないため,すぐにドロップアウトしてしまうのだと思います。競争から学ぶこともあります。