半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1464 初めての語り

今日は,副担任として1年1組の生徒へ次のような語りかけをしました。<黒板に大きさの違う○まるを4つほど書きました>
「これは何ですか」(数名の生徒を指名して答えさせました。)
「ボール」(と答えたので,「ボールです」と言い直させました。)
「まるです」
「これは,一人一人が持っているチカラです」
「例えば,足が速い人は,大きい○です。足が遅い人は小さい○です」
「絵がうまい人は大きい○です」「計算が苦手な人は小さい○です」
「このように,みんなが持っているチカラには,差があるのです」
「それが現実です」
「しかし,大切なのは○の大きさではありません」
「大切なのは,自分が持っているチカラをすべて出すことです」
「例えば,走るのが速い人は,限界までチカラの出すことです」
「自分が出せる,大きな声で返事をすることです」
「しっかりとまっすぐに手を挙げることです」
「掃除を手を抜かず,しっかりとやることです」
「これを漢字2文字で何といいますか」
「そうです。全力ですね」
「全力を出すと,どんないいことがありますか」
「成長できるのです」
「例えば,10のチカラがあるのに5ぐらいか出さないのは,手抜きです」
「手抜きをすると成長できません。小学生に戻ってしまいます。幼稚園児に戻ってしまうかもしれません」
「これから1年間,みんなはいろいろなことに全力でぶつかっていってほしいと思います」
「みんなの成長がとても楽しみです」