半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1457 学年通心の感想をいただきました

先日,私の学年通心を送ったG中学校のO先生から,A4サイズ1枚にびっしりと書かれた感想が届きました。年度はじめの忙しい時に,こんな感想を書いてくださったことに感謝です。
その感想の一部を紹介します。<引用始まり>
いやあ、先生の通信は、「道徳的要素が強いなぁ」「深いなぁ」と感じたのが第1印象です。学年通信と言うよりは、道徳通信と言ってもいいような内容ですね。こういう通信こそ、本当は若手職員が学ばなければいけない内容がたくさんありました。今の若手や中堅どころ、あるいは女子職員は、ここが足りないと私自身は感じています。昔のように先輩の先生方と教育談義を交わす機会が皆無となった現在の職場には、こういう通信を使って、先生が後輩や職場に刺激を与えていらっしゃるのがよく伝わりました。感動的な内容も多いですね。私がとくに、感動して涙が出てきそうになったのは、NO14号、30号です。(年取って、涙もろくなりました)その他、学級経営や道徳授業に使えると感じた号もたくさんあって感動しました。
(中略) 
1年間に発行した通信を、印刷・製本して卒業式後の最後の学活でクラスの全生徒に配布するのです。(もちろん、自費ですけど…)私の場合は、学級通信無くして学級経営は成り立たないものでした。まあ、若い頃の話です。でも、最近の先生方は、学級通信の効果をあまり知らない先生が多いようです。仕方ないのかもしれませんね。
(中略)
 私自身は、若い頃(担任のころ)は、常に学級通信を手書きで書いていました。Y中時代は、一番書いていた頃かな(その他に、社会科通信、進路便り、学級通信で、年間300号くらい(B4)出した頃がありました。)昨年は、その遺産で学年便りを続けた程度です。ここのところ教務が多かったので、今年は久しぶりに学年便りを出した次第です。
長くなりましたが、以上で私の感想を終わりますね。先生からの感想もお待ちしてます。これからも、参考にさせて下さい。よろしくお願いいたします。

<引用終わり>

通信を書くということは,相当な時間がかかるものです。ネタ探しや構成などです。年度初めは,気合を入れて第1号を発行するのですが,いつの間にか,出さなくなるものです。ですから,私は最初に宣言するようにしています。道徳通信を出す時は,同僚に100号出しますと宣言しましたし,学年通心の時は,学年職員に週1で出しますと宣言しました。自分を追い込まないとサボってしまうからです。始業式や入学式を目前に控えて通信を出そうと考えている先生も多いことでしょう。せっかく出すであれば,何のために出すのかを明確にしておいたほうがいいでしょう。みんなが出すからとか,校長から言われたからとか,行事を知らせたいからとかいう理由ならば,最初から出さないほうがいいかもしれません。
私は今年度も,保護者を一人でも多く味方につけるために週1で出そうと考えて準備している最中です。