半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1171 父の日に読む本

本日は父の日です。私も2人の息子がいます。そんな父の日に,昔読んだ本を思い出して,書斎の本棚から1冊引っ張り出してきました。書名は「父親のしつけ 七つの実践」(草思社)初版が1998年ですから結構古い本ですね。著者は辻創という人で居酒屋店主です。
その七つの実践がとてもユニークです。その柱だけ紹介します。

一,親は子捨てを断行すべし
二,親は礼儀を強要すべし
三,親は子供の人生を狭めるな
四,親は教師を敬うふりをすべし
五,子供の自己教育をサポートすべし
六,家族は積極的に解体すべし
七,子にとって親は抑圧者だと自覚せよ

なかなか強烈ですね。しかし,あながち間違っているとは思えません。
父性が弱体化した現在,子育てに大きな影響を与えていることも事実です。
最近は,お友達のような父親が多い。自分はどうなのか。果たして自分はいい父親なのか。そんなことを考えた父の日でした。