半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

1061 語り「学級での第一声」

本日の着任式と始業式の後,2年2組に担任と一緒に行き,語りを行いました。以下にその内容を大まかに紹介します。語ったことは2つでした。
1つ。先生は,みんなのことをほとんど何も知りません。言ってみれば「0(ゼロ)」なんですね。逆にみんなは,私について知っていることが何かありますか。知っていることは,名前ぐらいですよね。これも言ってみれば「0(ゼロ)」ですね。と言って黒板に0と0をつっくけて書きました。さあ,これは何かに見えませんか?ここで1人の生徒を指名しました。ちょっと時間がかかりましたが,「∞」無限という答えがでました。その通りです。私と皆さんの出会いは,無限大の可能性があります。この1年間で一緒に大きく成長していきましょう。
2つ。先生は,嘘を言いません。冗談は言いますけどね。そして,本音で語ります。私は上っ面だけのきれい事が嫌いです。「話」という漢字を見てください。つくりには「舌」という文字が入っています。つまり,話すということは,本当も嘘もぺらぺらしゃべることなんです。次に「語」という漢字を見てください。ここには,「吾」という漢字が入っています。つまり,自分の本音を話すことが「語る」ことなんですね。これから1年間,私はみなさんにいろいろな語りをします。本音で語っていきますのでよろしくお願いします。